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レース結果
開催日:2025年9月20-21日 サーキット:スポーツランドSUGO
苦しみながらも戦い抜いた3連戦
後半戦に向けて新たなチャレンジ!

苦しみながらも戦い抜いた3連戦

後半戦に向けて新たなチャレンジ!


♯97 Bionic Jack Racing 三浦 愛

・Rd.8 予選24 位 / 決勝 26位
・Rd.9 予選 24位 / 決勝 20位
・Rd.10 決勝 25位 45台中


♯97 Bionic Jack Racing 三浦 愛

・Rd.8 予選24 位 / 決勝 26位 
・Rd.9 予選 24位 / 決勝 20位
・Rd.10 決勝 25位 45台中

9月20日(土)/21日(日)の2日間にかけて、FIA-F4選手権 第8戦/第9戦/第10戦がスポーツランドSUGOで開催された。
前戦に続きスーパーGT(第6戦)のサポートレースとなった今大会は、チャンピオンクラス29台、インディペンデントクラス16台、総勢45台のマシンがエントリー。
「Bionic Jack レーシング」から97号車でチャンピオンクラスに出走した三浦 愛は、第8戦を26位、第9戦を20位、第10戦を25位で完走した。

【 練習走行 】
 9月18日(木)-9月19日(金)

【 練習走行 】 9月18日(木)-9月19日(金)
18日(木)に行われたチャンピオンクラス1回目の専有走行で三浦は、全周回数7周のうち6周目に1分25秒143をマークするも、26番手に沈んだ。
そしてインディペンデントクラスと混走となる2回目の走行では、1分25秒321とタイムを伸ばせず、まさかのクラス最下位に。午前中の結果から総合順位では27位になったものの、FIA-F4としては初となるSUGOで、まったく歯車が噛み合わず苦しんだ。
さらに翌日19日(金)の専有走行1回目では、1分26秒112までタイムを落として最下位を脱せず。「グリップ感が足りない」というフィーリングはその後も改善できず、2回目の走行(2クラス混走)でも1分25秒904と自己ベストが更新できないまま、29番手に甘んじた。総合結果も31番手という、苦しい状況で予選に臨むこととなった。

【 FIA-F4 予選 】
 9月20日(土) 8:00ー8:20

【 FIA-F4 予選 】 9月20日(土) 8:00ー8:20
迎えた土曜日は朝から雨に見舞われ、コース上はウェット路面に。雨を得意とする三浦にとっては、わずかに光が差し込んだ形となった。
ここで三浦は入念なウォーミングアップを行い、計測3周目に1分34秒968をマーク。苦しいコンディションのなかで、自己ベストを更新した。
その直後に赤旗が出たものの、予選はすぐに再開。ここでも三浦は粘り強くタイムを出しに行き、ラストアタックで1分34秒779を刻んだ。しかし上位陣との差はまだまだ大きく、ベストタイム/セカンドタイムともに24番手となった。

【 三浦 愛 予選コメント 】

「練習走行が絶望的だったので、雨が降って少しだけ気持ちが楽になりました。
とはいえ結果はトップからタイム差が大き過ぎたし、順位もよくなかった。
自分的にはまとめられている感じはあったのに、タイムが出ないのは、走らせ方とマシンの作り方が根本的に何か違っているんだと思います。3連戦なので、それを早く見つけたいです」

【 FIA-F4 第8戦 】
  9月20日(土) 11:50ー/17Laps 

【 FIA-F4 第8戦】  9月20日(土) 11:50ー/17Laps 

予選とスーパーGTの公式練習を挟みながらも、コース上はレコードライン以外、まだしっとりと濡れたまま。この状況に対して左右グリッドのイコールコンディションを保つべく、17周のレースはセーフティーカー(SC)スタートで幕を開けた。
2周のSCランを終えた後に、ホームストレートのグリーンシグナルが点灯。ここで三浦は着実にスタートを決めて、オープニングラップでポジションをひとつ上げ、23位となった。
しかしながらその後はレースペースが上がらず、最終コーナーからのスリップを使われて、ポジションダウンを繰り返す苦しいレース展開に。そして14周目にSCが導入されると、そのままの形でレースは終了。最終的に、26位でチェッカーを受けた。

【 第8戦 三浦 愛コメント 】

「レース1はドライになったので、とにかくスタートを決めることに集中しました。レース中にSCが出ることも想定していましたし、早い段階でひとつでも順位を上げようとしたのですが、レースペースを上げることができませんでした」

【 FIA-F4 第9戦 】
 9月20日(土) 16:00ー/17Laps

【 FIA-F4 第9戦】 9月20日(土) 16:00ー/17Laps 
スーパーGTの予選も終わり、土曜日の最終イベントとして開催された第9戦。3レース開催の今回はタイヤが2セット使用可能となっていたため、三浦はニュータイヤを履いてこのレースに臨んだ。
コースはまだイン側が濡れており、後方グリッドの坂道発進を考慮して、レースはまたもやSCスタートに。同じく2周の先導を終えて、グリーンシグナルが点灯した。
24番手からのスタートとなった三浦は、序盤を粘り強く走行。7周目にシケインで前方のマシンが他車と接触して混乱が生じたものの、三浦はこれをうまく回避して、20番手までポジションを上げた。
その後もレースペースは良く、後続車にスリップを使われながらも、抜かれない距離をキープ。そして終盤にはこれらを振り切るところまで走りを進化させ、20番手のままゴールした。

【第9戦 三浦 愛コメント】

「SUGOは抜きにくいサーキットですが、常にバトルは起きています。相手のミスを捉え、うまく混乱を抜けて順位を上げられたのはとても良かった。少しずつペースが上がってきたこともあり、後ろからの追い上げも防ぎきることができました」

【 FIA-F4 第10戦 】
 9月21日(日) 9:15ー/17Laps

【 FIA-F4 第10戦】 9月21日(日) 9:15ー/17Laps 
日曜日開催となった第10戦は、前日の晩に降った雨の影響でまたもやSCスタートに。しかしながら天候そのものは秋晴れとなり、レコードライン上はドライとなっていた。
第8戦のベストラップからグリッドが決まるルールから、三浦は29番グリッドからのスタートに。2周のSCランを終えて、レースは始まった。
第9戦でのセット変更や、コースへの習熟が重なったこともあり、ここから三浦は追い上げを開始。6周目には自力でポジションをひとつ上げ、10周目には先行2台の接触があり順位も26番手に。さらに最終ラップで1台をパスし、25位でチェッカーを受けた。

【 第10戦 三浦 愛コメント 】

「レースペースが上がったことで、前のマシンに着いて行くことができました。リスタートでは抜けなかったけど、その後もしかけることはできたし、抜きにくいSUGOで最後に順位を上げられたのは良かったです。
今回はどうしてもタイヤのグリップ感を高められず、苦しいレースでした。このマシンが路面温度に対して変化が大きいという話は聞いていたのですが、そこに合わせ込めませんでした。これをセットだけにこだわらず、ドライビングで乗りこなさなくてはいけなかったはずなのですが、正解が見えないまま迷い込んでしまった印象です。
残り2戦は先を見据えて、まったく新しいアプローチで臨んでみたいと考えています。どうか最後まで見守ってください。」

次戦は10月17(土)/18日(日)に開催される第11戦・第12戦オートポリス・ラウンドです。引き続き、三浦 愛の応援をよろしくお願い申し上げます。